【ポーカー①】参加するハンドについて
お久しぶりです。前回の投稿を確認したところ、2021年10月に書いた広島カープのクライマックス進出へのわずかな可能性に賭けて応援していた記事で、約1年半ぶりの投稿となります。
この1年半の間に、ポーカーという新たな趣味が増えました。
昨年夏ごろにアミューズメントのポーカースポットに行ったところドはまりしてしまい、現在は休みがあればどこかでポーカーを打つ生活を送っています。まだまだ初心者の領域を脱していませんが、最近少しずつトーナメントの上位に残れるようになりました。
このブログでは、ポーカーを始めたばかりの初心者が少しでもトーナメントで良い成績を残せることを目標とした記事を書きます。
なお、GTOやソルバーなどの裏付けは一切ない、私の経験のみで編み出した独自の考えがほとんどですので、WSOPなど世界で活躍したいという方は読まない方が良いと思います。また、私はトーナメントをメインでプレーしており、記事もトーナメントの戦術を中心に書き進めていきますので、ご了承ください。
1.ハンドの8割はフォールドしよう
ポーカーを初めたばかりの人にありがちなのは、ハンドが配られたらとりあえず参加したくなる現象です。コミュニティカード(場に出される5枚のカード)が開いたら、何か役ができるかもと期待して、とりあえず参加したくなります。しかし、たくさんのハンドで参加してしまうと、強い役ができたときはポットを獲得できますが、反面、役が完成せずにチップを失ってしまう場面が増えてしまいます。
初心者の方がまず覚えるべきは、参加するハンドを厳選するということです。ポーカーを始めたばかりの頃は、チップを増やしたいと考え、様々なハンドで参加しすぎてしまいます。その気持ちはよく分かりますが、トーナメントで終盤まで生き残るためにはなるべくチップを減らさないことを第一に考え、参加するハンドを厳選する必要があります。
2.参加できるハンド
まず、私が独自に考えたハンドを公開します。なお、ポジションは考慮せず、誰からもオープンが入っていない場合に参加できるハンドです。
「マークが異なる場合(オフスート)」
AK、AQ、AJ、A10
KQ、KJ
「マークが同じ場合(スーテッド)」
AK、AQ、AJ、AT、A9、A8
KQ、KJ、KT、
「数字が同じ場合」
AA、KK、QQ、JJ、TT、99、88、77
※Tは10を表します。(Tenの意)
※着色したハンドは、他人のレイズに対してさらにレイズ(3ベット)できるハンドを示しています。3ベットを使うのは慣れてきたらで大丈夫です。
ポジションを考慮していないため、一番参加できるハンドが少ないUTG(最初にアクションする人)からでも戦えるハンドをまとめました。一般的なハンドレンジ(参加するハンドの多さ)より狭いかもしれませんが、初心者の人はより確実に勝てるハンドを選んで参加した方がリスクが少ないのでおすすめです。
マークが同じ場合、フラッシュができる可能性が少しだけ上がるため、マークが異なる場合よりもたくさんのハンドで参加できます。
同じ数字がそろっている(ポケットペア)場合は、すでにワンペアが完成している状態のため、数字が高いペアほど有利に働きます。
3.BBの時はよりたくさんのハンドで参加しよう
これまで、参加するハンドを厳選しようと説明してきましたが、BBの場合は例外です。なぜなら、BBはすでにブラインドを払っているためです。(多くの場合BBアンティも払っていますが、説明は省略します)
BBでハンドを降りると、払ったブラインドを失ってしまいます。そのため、BBではより多くのハンドで参加し、すでに払ったブラインドを守る必要があるのです。
BBで参加するハンドを紹介します。
「マークが異なる場合(オフスート)」
AK ~ A7
KQ ~ K9
QJ ~ QT
JT ~ J9
「マークが同じ場合(スート)」
AK ~ A2
KQ ~ K5
QJ ~ Q6
JT ~ J7
T9 ~ T8
98
「数字が同じ場合」
AA ~ 33
BBの場合、その他のポジションに比べて参加できるハンドの割合が大幅に増えています。もちろん、強いハンドはレイズをしますが、ここでは説明を省略します。
また、ここで紹介したのはレイズした人が1人でコールしたら1対1(ヘッズアップ)になる場面で参加できるハンドなので、レイズに対して別の人がさらにレイズ(3ベット)している場合や、参加者が複数いる場合、参加できるハンドは絞られます。3ベットが飛んできた場合、2章で紹介したオープンできるハンドの色付き部分でコールし、残りはフォール度するのが無難です。参加者が複数人になった場合、勝てる確率は下がってしまうためです。
4.まとめ
ここまで、初心者でも参加しやすいハンドを紹介しました。実際は、上級者の方でよりたくさんのハンドを参加して結果を残されている方もいます。しかし、適切なリスクコントロールができてこそ成立する戦略ですので、始めのうちは勝ちやすいハンドに絞って参加することをおすすめします。
アミューズメントのトーナメントでは2回に1回くらいの頻度で参加する人がいますが、中上級者からすると弱そうに見え、カモ(ポーカー界ではフィッシュと呼びます)にされやすくなります。逆に言うと、しっかりフォールドをするだけである程度ポーカーができる人だと思ってもらえます。
今回紹介した参加できるハンドがなぜ勝ちやすいかについては、次回説明します。