多趣味な社会人のブログ

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新聞VSネットニュース

 

 近年若者の新聞離れが進んでいると言われており、私の周りでも新聞を読んでいる学生は少数派のように思います。一方、ニュースなんてネットで見ることができるのだから、わざわざ金を払って新聞を取る必要はないという意見もあります。新聞とネットについて比較してみましょう。

 興味のないニュースも目に入ってくる新聞

 新聞における最大のメリットは、自分に興味のないニュースでも目に入るため、読み手の視野が広がるという点です。私も、新聞を読んだことがきっかけで、日本がアメリカで生産されたステルス戦闘機F35を147機導入する予定であることを知りました。このように、詳しくないニュースでもとりあえず読んでみるクセをつければ、知識の幅が広がることでしょう。

 一方デメリットとしては、偏った取り上げ方をする可能性があることです。全体の一部を切り取って印象操作を行う、自社やスポンサーに都合の悪いことは報道しないなど、製作者側が選んだ情報しか読むことの出来ないのが難点です。これはテレビに関しても言えることで、先の参院選で政党要件を満たしたにも関わらずニュースでほとんど取り上げられていない政党があります。自民党公明党といった大きな党だけでなく、国会議員が数人しかいない小規模な政党に関しても取り上げるべきではないでしょうか。

 真偽不明な情報が溢れているネット

 ネットのメリットは、知りたい情報を即座に調べることができる点だと思います。調べたいキーワードを入力すれば、関連するニュースがたくさん表示されます。マスコミには報道しづらい情報もリアルタイムで手に入れることができます。先ほど取り上げた政党は、新聞やテレビではあまり取り上げられませんが、YouTubeなどのメディアを通じて情報発信を行っており、ネットを利用している層から一定の支持を得ることに成功しています。

 デメリットとしては、真偽が不明確な情報が氾濫していることです。新聞やテレビと違い、ネットでは責任を持たない情報発信者が情報を流しています。不確かな情報や誹謗中傷などが拡散しやすいのもネットの特徴です。読み手には、情報源をたどりその情報が本当に正しいものなのかを精査する判断力が求められます。

 

 誰が何の目的で発信している情報なのか確認する

 化粧品のCMに出演しているタレントは、本当にその化粧品が素晴らしいものだと思ってメッセージを伝えているでしょうか。多分その化粧品を愛用しているということはなく、スポンサーからギャラを貰うためCMに出演しています。これはネットにも言えることで、なぜそんなメッセージを発信しているのか、発信者の意図を読み取ることが重要です。「1か月で100万円稼ぐ方法」という見出しの記事を書いている人の意図は何でしょうか。まさか社会貢献のためなんて思う人はいませんよね。情報商材を販売するか広告収入を得るため、いずれにしても発信者が儲けるための情報でしかありません。新聞とネットニュース、どちらを利用するにしても情報を正しく読み解く能力を身に付ける必要があります。