多趣味な社会人のブログ

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学校は安全な場所ではない

 連日、うだるような猛暑が続いており、熱中症のニュースをよく耳にします。とりわけ話題になりやすいのが、学校での熱中症による事故です。ネット上では、学校の対応を批判する意見も出ていますが、的外れな意見だと思います。そもそも、学校は安全な場所であると思っている人が多すぎます。いじめによる自殺、体罰による事故、部活動における事故、食中毒など、学校での死亡事故を挙げればきりがありません。学校は安全な場所だという考えは、大きな間違いなのです。

 学校の教員を採用する基準は、勉強を教えられるかどうかが重視されています。安全対策の専門家ではないため、非常事態が発生した際に適切な対応をとれるとは限りません。学校側は、様々なリスクに対応するための専門家を雇うべきです。部活動における外部指導員のように、熱中症に対応できる人材を外部から調達するべきだと思います。学校は公的機関という意識が強く、アウトソーシングすることに抵抗があるのではないでしょうか。民間企業であれば、必要な人材を育成するだけでなく、外部に委託するのは当たり前の行動です。学校は公的な機関であるという役人的な考え方が、人材の外部調達を妨げているのだと思います。学校の教員に、リスクマネジメントを求めるのは無理があります。リスクマネジメントの専門家を学校に常勤させるのが難しければ、教育委員会ごとに数人雇って、週1くらいで巡回していけばよいと思います。学校の理想像は、生徒が安全にのびのびと活動できることだと思います。安全対策の面は、専門家に任せるべきだと思います。この記事を読んだ学校に通っている生徒の皆さん、もしくは保護者の皆さん、学校の先生には頼らず、自分の身は自分で守りましょう。