多趣味な社会人のブログ

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正しい選択肢を選ぼうとするな!!

 人生の分岐点に差し掛かったとき、人は正しい選択肢を選ぼうと必死になって考えるのではないでしょうか。結論を書くと、正しい選択肢など存在しないのです。なぜなら、どの選択肢を選んだかではなく、選んだ後にどう行動するかが大切だからです。 たとえば、就活生はより良い就職先を求めて、たくさんの会社を調べたり、企業の説明会に参加したりします。会社に求める条件というのは、一人ひとり違うはずです。給与、労働時間、福利厚生など、重視する項目は一人ひとり異なるのですから、より良い就職先というのも人によって異なると思います。就活生の皆さん、自分の価値観を整理して、より理想に近い企業を選択しましょう。

 今まで、就活を例に話を進めてきましたが、大事なのはむしろ就職した後のことです。与えられた環境の中で、自分がどれくらいの能力が発揮できるかが問われます。どの企業に入ったとしても、自分の頭で考えて仕事に付加価値を加えていければ、仕事自体が充実したものになるでしょう。文系と理系の選択を迷っている高校生についても、同じことが言えます。高校1年生か2年生の時に、文系理系の選択を迫られると思いますが、将来について決まっておらず普通科に進んだ生徒にとっては悩ましい選択になるでしょう。どちらを選んでも、有意義な学びを得られます。正確にいえば、自分から行動して有意義な高校生活にしていくべきです。

 それぞれの選択肢について理解するために、情報を集めるのは当然の行動です。しかし、たくさん情報を集めたとしても正しい選択肢が見つかることはありません。正しい選択肢を選ぼうとするのではなく、選んだ選択肢をより良いものにするための努力をしてください。