多趣味な社会人のブログ

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「少子高齢化を改善するには」

 少子高齢化が進行しているというニュースをよく耳にします。実際、総務省国勢調査によると、2006年を境に日本の人口が減少に転じているそうです。少子高齢化対策が急務だと言われており、就活におけるグループワークのテーマになることもあります。そこで、就活のテーマで「少子高齢化を改善するには」というテーマが出た時の対策として、私なりの考えを書きます。

 

 まず、少子化と高齢化に分けて考えてみましょう。高齢化の要因は平均寿命が延びていることです。平均寿命が延びている理由は、医療が発達したことであり、これは歓迎されることです。もちろん高齢者に対する社会福祉などの問題はありますが、高齢化自体は改善することではありません。

 問題は少子化です。少子化が進行すると、国内の人口が減少し、経済成長が低下することが考えられます。少子化を改善することにピントを合わせて考えてみましょう。

「子供を産んだ人に補助金を出す」「保育園を増やし待機児童をなくす」「育児休暇の日数を増やす」

 これらは、少子化に対する意見として始めの方に出てくる意見です。しかし、それらは表面的な対策にしかなりません。ここで視点を変えてみます。

「なぜ子育てする人に対する補助金が少ないのか?」「なぜ保育園が少ないのか?」「なぜ育児休暇が少ないのか?」

 先ほどの浅い解決策もどきを疑問形に直してみました。答えは簡単で、政府や自治体が少子化の改善に力を入れていないからです。それでは、なぜ政府や自治体は少子化の改善に力を入れないのでしょうか。それは、高齢者に向けたマニュフェストを掲げた方が選挙に受かるからです。少子高齢化の進行により、子育て世代より高齢者世代の方が票を持っているため、高齢者に向けて訴えかけた方が票を集められるのです。

 私が提案する改善案は、若者の選挙への投票を促すことです。若者の投票率が上がれば、少子化対策を掲げる政治家が増えると思います。若者に目を向ける政治家が増えれば、補助金が増え、保育園が充実し、子育てのしやすい社会が実現することでしょう。

 ここで、もう一歩踏み込んでみます。20代と30代の投票に1.5を掛け、世代間における格差を是正する、という提案です。もちろん、この案は極端かもしれません。しかし、グループディスカッションの案で出す分には構わないでしょう。この意見が採用されなくても、議論が活性化すれば儲けものです。

 グループディスカッションでは、安易な解決策を出すのではなく一歩踏み込んで本質に迫ってみましょう。