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秋元康の戦略【アイドル編】

 AKB48をはじめとする48グループ、乃木坂・欅坂といった坂道グループなど、大人気アイドルグループの総合プロデューサーとして辣腕をふるっている秋元康さん。この記事では、秋元氏がいかにしてアイドルグループをヒットさせたかを明らかにしていきたい。

 そもそも、秋元氏は1985年におニャン子クラブをデビューさせ、大成功を収めています。おニャン子クラブの戦略をまとめると、以下のようになります。

・メンバーは大部分が素人で、一所懸命歌ったり踊ったりする

・メンバーの成長過程を楽しめる

とんねるずと共演し、様々なバラエティ企画に挑戦した

・アイドル活動のかたわら、雑誌の表紙を飾るなどグラビアアイドルとしても活動し、

 歌のアイドルとグラビアアイドルの境目をなくした

・メンバー一人ひとりに個性があり、ファンそれぞれがお気に入りのメンバーを見つけ

 られる

 以上のように、秋元氏の巧みな戦略が功を奏し、おニャン子クラブはグループアイドルとして成功することができたのです。

 これらを踏まえて、AKB48や乃木坂46の戦略を見ていきましょう。AKBのライブ映像を観て、すごいことに気づきました。「会いたかった」を歌っているシーンで、ピンク色の風船を大量に飛ばします。その風船を、メンバーが観客席に投げ、観客もステージに投げ返したりします。風船の動きはランダム性が高く、予定調和を嫌う秋元氏らしい演出です。不確実な部分があるからこそ、ファンは繰り返しライブに足を運ぶのです。また、AKBや乃木坂の曲を聴くと、コールを入れやすいようなリズムの曲が多いことに気づきます。ライブでコールをしてもらうことで、メンバーとファンとの距離を縮め、一体感を演出しているのです。