多趣味な社会人のブログ

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【広島カープ】ついに念願の首位!!だけど打線は……

 阪神相手に2連勝!!

 653日ぶりの単独首位!!

 

 3連戦が始める前、阪神に勝ち越せると予想しました。その予想が早くも現実のものになりました。

 

 

   鈴木誠也イムリ

 ・床田6回2失点の好投

 ・クロン来日初HR

 ・大道初登板初ホールド

 ・栗林早くも3セーブ目

 

 内容としても大満足の結果です。

 しかし、同時に長いシーズンを戦ううえでの課題も顕在化しています。単独首位に立ったこのタイミングで、あえて課題と解決策を考えていきましょう。

 

 

 長いシーズンを戦ううえでの課題

  1. つながらない打線
  2. 層の薄い中継ぎ陣

 

 昨日の阪神戦では4点も取ったじゃないか?

 中継ぎ陣は開幕戦以外無失点と好投しているではないか?

 疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、順に説明していきます。

 

1.つながらない打線

 28(日)広島0-0中日

 30(火)広島1-0阪神

 得点力不足を露呈した30日(火)までの戦いぶりとは一転、昨日のスコアは4-2。数字だけ見れば、4得点を挙げ課題の得点力不足は解消されたように見えるかもしれませんが、打線としてはあまり機能していません

 ここで、得点シーンを振り返ります。

 

 3回裏 菊池2塁打➔西川四球➔誠也中前タイムリ

 4回裏 曾澤2塁打➔床田タイムリーツーベース

 6回裏 クロンHR(ソロ)

 7回裏 菊池HR(ソロ)

 

 唯一打線がつながったシーンは、3回裏の先制点を取った場面です。しかし、この場面でも、菊池のツーベースが出る前に田中が盗塁を試みて失敗しています。ワンヒットで先生のシーンを作りたいのはわかりますが、走るならエンドランの方がよかった気がします。実際に盗塁をしなくても、先の塁を狙うそぶりを見せるだけで相手バッテリーに十分プレッシャーを与えられます

 4回裏は2アウトから曾澤床田の連続長打で同点に追いつきました。床田の自らを助ける同点タイムリーは素晴らしいですが、これは打線の繋がりではありません。相手投手が油断したことによって発生したラッキーです。(もちろん床田のタイムリーは素晴らしいです)

 6回、7回とホームランが出たのは大きいです。実際、この2HRが試合を決めました。また、クロンは来日初HRがでたので、ここからどんどん長打を狙ってほしいです。しかし、HRはいつも出るとは限りませんので、個人技に期待しすぎもよくありません。菊池が好調じゃなかったらどうなっていたでしょうか?シーズンを通じて好調が続く可能性は低いので、打線全体としてもう少し調子を上げてほしいものです。

 

2.層の薄い中継ぎ陣

 打線についてはもう少し頑張ってほしいと思っているファンも多いと思いますが、中継ぎ陣が課題だと考えている人は少ないのではないでしょうか。栗林を筆頭に、森浦、塹江、大道を中心としたフレッシュな中継ぎ陣は、他球団のファンからも強みだと思われていることでしょう。確かに1試合戦ううえで彼らの存在は強力です。しかし、143試合戦うことを考えるとどうでしょうか。現在の中継ぎ陣で、まともにプロ野球のシーズンを経験したのは中田廉くらいです。9回決戦となった今シーズン、打線が湿っている状況では代打や代走が多用されるため、投手交代のタイミングが早まります。僅差の場面で連日登板し続けたら、どこかで限界が来ます。

 また結果的に無失点に抑えていますが、森浦や大道といったルーキーのピッチングにはどこか不安を感じます。(栗林は安心してみていられます)

 今後対戦相手に研究されることも考えると、一岡や島内、ケムナも安定して1イニング計算できる投手になってほしいです。

 

 

  解決策

  1. 攻撃的なスタメンと守備的なスタメンに分ける
  2. 森浦、塹江、大道を絶対に使わない日を交互に作る

 

1.攻撃的なスタメンと守備的なスタメンに分ける

 カープのスタメンは、1番から4番までは固定できています。しかし、5番以降は日替わりオーダーで流動的になっています。これを利用して、スタメンを2パターン作ればよいのです。

 攻撃的なスタメンとは、6回までに5点以上を目指す打順です。松山、坂倉、クロン、メヒアを入れ、攻撃的な打線を組みます。

 守備的なスタメンとは、極力失点を避ける打順です。大森、安部、上本を入れ、1点も取らせない布陣で挑みます。

 

2.森浦、塹江、大道を絶対に使わない日を交互に作る

 森浦、塹江、大道の名前を挙げましたが、要するに勝ちパターンの投手を休ませる日を作るということです。

 接戦のゲームで多用されることが考えられます。しかし、目の前の試合だけを見て勝ちパターンの継投を続けると、先ほども述べたように疲労が溜まり投壊します。

 そのため勝ちパターンの投手には交代で絶対投げない日を設定し、事前に伝えておきます。その日は試合に登板しないだけでなく、ブルペンで肩も作らず完全オフにして休養に充てます。

 もちろん、勝ちパターンの投手が休みだと相手に知られるとまずいので、メンバー表には入れておきます。

 タイトルに栗林の名前を挙げませんでしたが、彼には不動のストッパーとしてフル稼働してほしいとの希望からです。その代わり、セーブがつくシーンのみの1イニングに限定しての起用としてほしいです。

 

 

まとめ

 ここ3戦、打線がつながらないから中継ぎに負担がかかるという構造を象徴するような試合になっています。今後も1点を争う緊迫した試合が続けば、投手陣は限界を迎えるでしょう。そのためにも、まずは打線を活発にして、中継ぎ陣が楽できる試合を増やしてほしいです。

 今日の先発は中村祐太。勝って3連勝と行きたいところです!!