多趣味な社会人のブログ

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プレゼンの本質

 前の記事で、プレゼンは自信をもってアピールすることが大事だと書きました。今回は、よりプレゼンの本質に迫っていきたいと思っています。もちろん、技術的なことを書くわけではありません。

 そもそもプレゼンとは何か。

「プレゼンとは、自分の主張を理解してもらい、相手に行動を起こさせるための表現である」

 大学の非常勤講師を務めているコンサルタントのNさんはこう答えます。プレゼンの目的は相手に行動を起こしてもらうことであり、自分の主張をぶつけるのはあくまで手段に過ぎない、ということです。Nさんの言うように、自分の言いたいことをいくら分かりやすく主張したところで、相手の心を動かすことができなければプレゼンをする意味がありません。プレゼンをする際は、まず相手の立場に立ってみましょう。そのうえで、相手のニーズに合わせて手札を切っていく必要があります。間違っても、自分が持っている手札をすべて出そうとは思わないでください。自分が重要だと思う情報でも、相手が求めているとは限りません。聞きたくもない話を長々とされたら、聞く方も嫌気が差してしまいます。階層の高い人ほど忙しく、冗長な話を聞いてくれる余裕はありません。最初の十数秒で相手を聞く気にさせなくては、プレゼンは失敗します。十数秒で相手を引きつけるには、相手のことを分析しておく必要があります。もちろん、それなりの話術も必要となってくるので、普段から同僚や友人と話す際に話のつかみを意識してみましょう。