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【オセロ】意外と知られていない、オセロの戦術

 以前、オセロ大会で優勝したという記事を出したように、定期的にオセロ大会に参加しています。昨年の3月に地元流山の大会に参加して以来、つくばや品川の大会にも参加するようになりました。オセロと聞いて、子供の遊びだと思われた方もいるかもしれません。しかし、オセロは「覚えるのは一分、究めるのは一生」といわれるほど奥が深い競技なのです。挟んだ石をひっくり返すというルールは誰でも知っているのでしょうが、勝つための戦術となると、知っている人は少ないと思います。そんな、ほとんどの人が知らないであろう、オセロの戦術について簡単に説明します。

 

1.序盤に多く取りすぎない

 オセロは自分の石が多ければ勝ちなので、初心者の方は最初からたくさん取る人が多いです。しかし、オセロのルールは”最後に”自分の石が多ければ勝ちなのであり、ゲーム途中での石の数は関係ありません。序盤から盤面を自分の石で覆ってしまっては、石を置ける場所が減ってしまいます。序盤は、自分の石の数を控えめにしておき、終盤に石を取りまくるという戦法が、中級者以上の戦いでは一般的です。

2.角を取れば良いとは限らない

 オセロでは、角を取れば勝てるという考え方が広まっています。しかし、上級者の間では、角を取る手が必ずしも正しいとは限りません。角を取らせて、その隣のマスを奪う展開も往々にしてあります。まさに、肉を切らせて骨を断つといった考え方です。

3.終盤は全パターン数える

 最後の4マスくらいという局面になったら、私なら、全パターン数えます。もちろん、時間が残っていればの話ですが、持ち時間を3分も4分も残したところで次の試合に繰り越せるものではないので、時間ぎりぎりまで数えます。本当に強い人は、残り10マスくらいの場面から全パターン数えるそうですが、私にはそんな能力はありません。終盤で、角が取れる場面でも、角を取る手が必ずしも多く取れる手とは限りません。最終盤には、地道により多く取る手を考えるのです。

 

 ここまで、勝つための戦術を書いてきましたが、ここからは先手と後手を決める「伏せ石」について説明します。伏せ石とは、コイントスのようなもので、級位や段位が上の人が、オセロの石を盤上に伏せ手で覆います。もう一方の人は、上を向いている色が黒か白かを予想します。予想が当たればその人に選択権が与えられ、はずれれば伏せ石をした人に選択権が与えられます。選択権を与えられた人は、次の①と②のうち、どちらかを選べます。①先手後手を選ぶ、②引き分けの時に勝ちの権利を選ぶ。①を選んだ場合、先手か後手かを選ぶことができ、引き分け勝ちの権利は相手にいきます。ちなみに、黒が先手で、白が後手となります。②を選んだ場合、引き分け勝ちの権利をもらう代わりに、先手後手を選ぶ権利は相手に移ります。オセロは全部で64マスなので、お互いに32枚ずつ取った場合には両者同じ枚数となります。その場合、引き分け勝ちの権利を持っている方が、試合に勝ったことになります。私の場合、伏せ石で勝った時は、①の権利を行使して、後手(白番)を選びます。なぜなら、オセロでは白の方が若干有利と言われており、また、引き分けになることは滅多にないからです。

 オセロの大会は、品川以外にも、流山、水戸、川崎、など様々な場所で開催されています。初心者の方でも参加しやすいので、ぜひ一度参加してみてください。