多趣味な社会人のブログ

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嫌われタレントがテレビに出続けている理由

 突然ですが、好きなタレントは誰ですか?嫌いなタレントは誰ですか?

 皆さん、様々なタレントを思い浮かべたと思います。好きなタレントは、それぞれ好みが分かれるところですが、嫌いなタレントの方は、ある程度共通しているのではないでしょうか。お笑い界の大御所で言えば、ダウンタウンについては好き嫌いが分かれるでしょうが、ウッチャンナンチャンについては好きなタレントに選ぶ人はいても、嫌いなタレントに選ぶ人はほとんどいないと思います。これは、ダウンタウンが攻めた笑いを目指すのに対し、ウッチャンナンチャンは万人受けする優しい笑いを目指しているからではないでしょうか。多くの人から好かれているウッチャンナンチャンがテレビに出ているのは当たり前ですが、一定数アンチがいるダウンタウンはなぜテレビに出続けることができるのでしょうか。それは、一定数のファンがいれば人気商売は成り立つからです。極論ですが、ダウンタウンが国民の20%から好かれ、30%からは嫌われ、残りは好きでも嫌いでもないと仮定してみましょう。ダウンタウン冠番組が流れると、20%のファンは視聴し、30%のアンチは視聴しません。残りの50%は見るか見ないか分かりませんが、仮に50%の人全員が見なかったとしても、視聴率は20%となります。これだけの数字を取れれば、テレビ番組として大成功です。熱狂的な一部なファンがいれば、タレント業は成り立ちます。もちろん嫌われすぎはいけませんが、タレントは世の中の過半数から好かれる必要はないのです。

 反対にタレントとしてまずいのは、誰からも嫌われないが誰からも好かれないことです。世の中から認知されないと、タレントとしてスタート地点にすら立てていないということです。先ほどのダウンタウンの例では、20%の人から好かれ、30%の人から嫌われているので、合わせて50%の人から認知されていることになります。好きでも嫌いでもないタレントというのは、言い換えればいてもいなくても変わらない空気のような存在だということです。 これは、公務員なら構わないでしょうが、タレントとしては失格です。たとえ嫌われたとしても、世の中に知られることの方が重要なのです。

 タレントではない皆さんも、嫌われることを意識しすぎず、自分らしく積極的に振舞ってみてください。そうすると、あなたに好感を持つ人と、嫌悪感を持つ人が出てくると思います。あなたに好感を抱いてくれる人だけを相手にしていれば、八方美人にならなくて済み、豊かな人間関係が築けることでしょう。