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【衝撃予想】2035年までにテレビ局が1つ無くなる!!

 タイトルを見て驚かれた方、どうせタイトル詐欺だろと思われた方、不愉快に思われた関係者の方、とりあえず最後まで読んでみてください。「地方のローカル局がつぶれる」とかほざくタイトル詐欺ではありません。日テレ、TBS、フジテレビ、テレ朝、テレ東、地上波5大キー局のうちの1つが消滅すると予想します。

 キー局の消滅を予想した理由は、「娯楽が多様化したこと」「テレビへの不信感が増したこと」「番組がつまらなくなったこと」の3点です。1つずつ順番に説明します。

 1つ目は、インターネットの発達により、特に若者の間で娯楽が多様化したことです。スマートフォンを1人1台保有している現代において、多くの欲求が手のひらサイズの箱で完結します。動画を見たいと思ったら、テレビをつけなくてもYouTubeやネットフリックスなどの動画サイトにアクセスすることで、場所や時間に関わらず自分の見たい動画を見ることができます。しかも、インターネットを使えば情報を受信するだけでなく、自ら発信することもできます。テレビでは、情報を受信することしかできませんが、インターネットを使えば受信と発信を両方行えるのです。コミュニケーションの本質は、双方向性にあると思います。テレビでは一方通行の伝達しかできませんが、インターネットでは双方向のコミュニケーションが行えるようになったのです。

 2つ目は、偏向報道ややらせ問題などが相次ぎ、テレビ局への不信感が増したことです。報道番組が真実を伝えなくてはならないのは当たり前です。しかし、1つの事柄でも、情報の受け取り方は人によって異なります。偏向報道が問題なのは、世論をひとつの方向に誘導しようとすることです。そのために、都合の良い情報だけを集め、都合の悪い情報は切り捨てて、ひどい場合には嘘をでっちあげて放送します。これは、スポンサーの影響が大きいと思われます。報道番組においては、可能な限り客観性を高めた内容を放送するべきです。

 3つ目は、コンプライアンスを過剰に意識しすぎるあまり、チャレンジができなくなり、番組がつまらなくなったことです。以前は、放送コードすれすれの過激なバラエティ番組が20%近い視聴率を取っていました。しかし、近年ではコンプライアンスを気にするあまり過剰な自主規制に縛られてしまい、つまらない番組が増えています。もちろん、すべての番組が放送コードぎりぎりの部分まで挑戦しろとは言いません。安全な番組があっても構わないと思います。ただ、すべての番組が置きに行ってしまうと、面白みに欠けてしまいます。あまりにクレームが多すぎる番組には問題がありますが、ごく少数のクレームを気にしすぎるのもどうかと思います。そもそも、不快に感じる人はその番組を観なければよいのです。仮に視聴率20%だとしても、5人に1人しか見てないのですから、少数のクレーマーの存在など気にせずにチャレンジ精神あふれる番組を作ってほしいです。

 以上に挙げた3つの理由は、テレビ業界が本気になればどれも改善することが可能なものだと思います。実際、1つ目の論点については、番組とSNSが連動することで双方向性を図ろうとしているように感じます。しかし、2、3つ目の論点については、今後も変革できるようには思えません。スポンサーの存在は依然大きいままでしょうし、コンプライアンスも今後より一層厳しくなっていくでしょう。

 逆に、今後も生き残っていけるのはスポーツや映画に特化した専門チャンネルです。これらのチャンネルは、ひとつの分野に特化しているため、一定数のファンから支持され続けることでしょう。ツール・ド・フランスを21日間にわたって放送することは、民放ではできません。ターゲットを絞った専門チャンネルだからこそ可能になるのです。

 2035年までにキー局が消滅するという予想は、高い確率で当たると思います。今は、そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、この予想を頭の片隅にでも入れておいてください。約20年後、Fラン大学生の予想が当たってた、と驚くことになるでしょう。