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【有馬へ向けて】南武特別回顧

 東京9レース南武特別。出走馬わずか7頭の1000万条件戦が、異例の盛り上がりとなりました。盛り上がった最大の理由は、最強の障害馬オジュウチョウサンの参戦です。ここを勝って気持ちよく有馬記念に向かいたいところ。加えて、両親がクラシック3冠馬配合のジナンボーも参戦。キャリア2戦で、いずれは大きなレースに進むことが期待されます。1番人気はデムーロ騎乗のブラックプラチナム。1000万条件では2着が5回と、惜しいレースが続いています。

 全馬ゲートイン。ブラックプラチナムは好スタートを切り、5番手に控えます。オジュウチョウサンは2番手につけ、その背中を見るように2番人気のジナンボーが続きます。4コーナーを迎えたところで、ジナンボーが先頭に並びかけます。一方、オジュウチョウサンの鞍上武豊は追い出しを我慢します。最後の直線、残り400mを切ったところでオジュウチョウサンにムチが入り、ジナンボーをとらえます。さらに、後方で脚を溜めていたブラックプラチナムがじわじわと追い込んできます。ブラックプラチナムは前を走るオジュウチョウサンに迫りますが、オジュウチョウサンが半馬身先着し、平地2連勝を果たしました。ブラックプラチナムはまたしても2着。1000万条件で2着の賞金を稼ぎまくり、何と馬主孝行な馬でしょう。

 正直、オジュウチョウサンにとって有馬記念で勝ち負けするのは難しいと思います。相手のレベルも、これまでの2戦と比べると格段に上昇します。しかし、オジュウチョウサンは中山でJ-G1を5勝しています。中山でG1を5勝した馬がほかにいるでしょうか?そもそも障害G1を制覇した馬が有馬記念に挑戦した前例がないのですから、得意な中山で波乱を起こしてもおかしくありません。