【日本シリーズが熱い！！】4戦目考察

　東浜と野村の先発で始まった第4戦。両先発には失礼ですが、中継ぎ勝負になると予想していました。予想通り、初回から試合が動きます。1回の表、1アウトから菊池が出塁すると、日本シリーズで調子を落としていた丸が、センターオーバーの長打を放つ。このあたりを見た1塁ランナーの菊池は、何と3塁を回ってホームを目指します。ボールは柳田から明石、甲斐と渡って間一髪アウト。SB守備陣の好連携を前に先制点を奪うことはできませんでした。このシーン、私は菊池の走塁に疑問を持ちます。無理してホームを狙うシーンだったのでしょうか？イニングはまだ初回、3塁で止まったとしても、1アウト2、3塁で4番鈴木誠也の打順です。今シーズン当たっている誠也なら、最低でも外野フライや内野ゴロで1点が入るシチュエーションです。足の速い菊池なら、浅いフライでも返ってこられたでしょうし、そもそも、SBは1点は仕方ないと考えて守備シフトを取るでしょう。もちろんヒットが出れば2点入りますから、誠也を信頼すべきだったと思います。加えて、SBの好プレーをさせてしまったことで、試合の流れを渡してしまいました。4対1という最終的なスコア以上に、ソフトバンクの圧勝だったと思います。

　第5戦は何としてでも勝ってほしいです。ここで勝っておけば、2勝2敗とタイに戻してマツダスタジアムに帰ってこれます。本拠地のアドバンテージは、特に広島にとっては大きいと思います。6戦目はジョンソンの先発が予想されますので、対戦成績を五分に戻せれば日本一に大きく近づくと思います。第4戦の敗戦で唯一の救いは、3戦目に続いて中崎、フランスアを休ませたことです。第5戦は、ブルペンを総動員してでも勝利をもぎ取って欲しいです。