多趣味な社会人のブログ

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交流戦でパ・リーグが強い理由

 今年も59勝48敗1分とパ・リーグが勝ち越している交流戦。毎年のようにパ・リーグセ・リーグを圧倒している印象です。実際、2005年に交流戦が始まってからセ・リーグが勝ち越したのは1回のみで、それ以外はすべてパ・リーグが勝ち越しています。

 交流戦パ・リーグが強い理由は、DH制を採用しているからだと思います。パ・リーグの主催試合では、セ・リーグのチームは指名打者を起用しなくてはなりません。普段の試合では8人の野手が打席に立っているセ・リーグに比べて、普段から9人の野手を使っているパ・リーグの方が有利なのは言うまでもありません。また、セ・リーグ主催試合の時には、パ・リーグのチームは8人の野手と普段打席に立つ機会がない投手でスタートしなくてはなりません。しかし、試合が進んで代打を出す場面が訪れた時、普段DHとして打撃に専念している選手を出せばよいのです。普段から1人多くの選手をスタメンで使えるパ・リーグの方が、セ・リーグより有利なのは至極当然のことなのです。

 日本シリーズにおいても、ここ5年パ・リーグのチームが勝っている。両リーグ間でDH制の有無を統一しなくては、公平感を欠いてしまう。私の考えでは、1人でも多くの人が活躍できるDH制をセ・リーグでも採用してほしいと思う。しかし、高校野球においては、DH制を採用するべきではないと思う。なぜなら、優秀な人材がそろっている高校とそうでない高校の格差が広まってしまうことが懸念されるからです。また、選手の可能性をつぶしてしまう可能性もあります。それに加えて、本当は野手としての才能があるのにもかかわらず、DH制の影響で打席に立つ機会が失われてしまうとしたら、選手の可能性をつぶしてしまうことにもつながります。

 実力のパ・リーグといわれて久しいですが、最近では人気も出てきたように思えます。この盛り上がりは、地域に根差した球団運営のたまものでしょう。北海道といえば日本ハム、東北といえば楽天、九州といえば福岡というイメージが構築されています。私は、今日も広島東洋カープを応援しています。