セールスとマーケティング
皆さん、セールスとマーケティングの違いについて説明できますか?経営に詳しい方でも、説明に窮するかと思います。企業でも「セールス&マーケティング部」が存在するように、セールスとマーケティングを同じものと考えている人も多いと思います。しかし、セールスとマーケティングには明確な違いがあるのです。
「セールス」= モノを売りこむこと
「マーケティング」= モノが勝手に売れる仕組みをつくること
一見すると、似たようなものだと思うかもしれません。しかし、マーケティングの最大の目的は、セールスをなくすことなのです。セールスマンを使わずにモノが売れていく。これが、企業にとって理想の姿なのです。セールスの本来の意味からすると、「セールス&マーケティング部」という部署は、存在自体が矛盾しているのです。
マーケティングに関して、面白い事例を紹介します。とある観光地にある、さつまいも・スティックの屋台。以前は、さつまいもを横に切って揚げていたのですが、バイトで働いている女の子の提案で、縦に切って揚げてみました。さつまいもを縦に切ったら、入れ物の紙コップからはみ出すほど細長くなります。見た目のインパクトが受けて、若い女性がSNSに写真を投稿したことから、売り上げが数倍に伸びたそうです。 何も、さつまいも・スティックの屋台が特別なセールスをしたわけではありません。 さつまいも・スティックの見た目が、SNS上で勝手にマーケティングをしてくれるのです。