多趣味な社会人のブログ

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数学の先生に関する話

 高校時代に仲が良かった2人の数学の先生について書きます。

 1人目は、数学愛好会の顧問で、60歳手前の男性教員です。この先生は、純粋に数学が好きな先生で、教員用机の上には、数学関係の本が大量に積んであります。昇進には一切興味がないらしく、管理職を目指したことはないそうです。担任のクラスは持っておらず、文化祭のときには教員用の部屋にずっとこもっているような先生です。一度、退職後の資産運用はどうするのかと聞いたことがあるのですが、そんなことは考えていないと言っていました。先生曰く、お金儲けを考える人は純粋な数学者にはなれないそうです。お金儲けをしたければ、金融工学などを学べばよいと言っていました。

 もう1人の先生も、60近い男性です。しかし、この先生は数学よりも競馬が好きといった感じの人です。当時から競馬が好きだった私は、この先生とよく競馬の話で盛り上がっていました。高3のとき、中山競馬場に行ったら(もちろん馬券は買っていません)偶然にもこの先生に出くわしました。受験生なんだから勉強しろよと言いながらも、買った馬券を見せてくれました(すべて外してました)。卒業後も、一度だけ競馬場でお会いしました。そこそこの進学校で、生徒と競馬の話をする先生なんてほかに聞いたことがありません。

 高校時代に、同年代のゆうじんとはな友人と話すのは当たり前のことですが、年の離れた先生と友人に近い感覚で話していた人は少ないのではないでしょうか?2人の数学の先生も含めて、高校生活の良い想い出になっています。高校では、同年代だけでなく、先輩や後輩、そして年の離れた先生とも積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。